ども、Dynaです。続きです。
◎作戦1(冷蔵庫作戦)
HDDを冷やすのか? 確かに、HDDの物理的なエラーは見られません。異音は聞こえないし、読み込めなくなるのは、起動させて暫く経ってからです。そうか、きっと発熱が一定量になると、暴走するのでしょう。
となると、冷蔵庫作戦はかなり可能性が高いと読みました。では、即実行です。ご指示のとおりビニール袋に入れて、冷蔵庫に入れました。しかし、家族に説明するのも面倒です。「お父さんのHDD,冷却中」と紙を貼り付けておきました。外に出されないようにです。
とりあえず、実験なので、30分ほどして出してみました。すると、見事に冷えひえですね。ただし、困った現象が・・・・・・。そうです、HDDの外側に水滴が付着しはじめるのです。当たり前ですよね。冷えているのですから。ということは、HDDの内部は大丈夫でしょうか?
不安を抱えながら、IOデータのHDDケースに戻しました。本来なら、しっかりとネジ締めするのですが、実験なので、仮止めでUSB接続してみました。
「ウィーン」と軽快な音と共に、「ピポッ!」とPCの認識音がしました。「やったね!」だけど、喜んでいる暇はありません。即、データの引越しです。
まずは、大切な家族の写真、そしてα200の写真データ。どんどん引越ししましょう。と言いたいのですが、何しろ巨大な量、全部で120GBありました。当然一発で引越しは無理です。フォルダごとに分けて吸い出しました。(勿論、作業はコピーです。)
ですが、予定通りの現象がおきました。だいたい30分程度でしょうか。HDDを触ってみるとかなり熱くなっています。そうすると、コピーしている画面で写真のデータ名が止まっています。そうですね。フリーズしました。この位が限度でしょう。
ということで、またHDDは冷蔵庫行きになりました。30分冷やして、30分くらい吸い出せます。これを何回やったでしょうか。勤めがあるので、夜間3日間やったと思います。何とか、作業は無事に終了しました。
◎作戦2(USBソフト完全復元作戦)
作戦2はUSBメモリに入った「完全復元」なるソフトを使うことです。少し前にPC-NETで¥300で購入しものです。冷蔵庫作戦に時間がかかるので、その待ち時間を使って実施しました。
復元するHDDは冷蔵庫に行ったものとは違い、受け入れ側に用意したHDDで、FDISKとFORMATをしてしまったものです。実は、こちらにも同じ写真等のデータが入っていたのです。2箇所にデータがあれば安心と思ったのですが、送り側と受け入れ側にしてしまったのが、間違いでしたね。反省です。
さて、ソフトについてですが、インストールするのが一般的ですが、緊急時としては、USB起動でも行けるようです。ただし、インストールすると、その行為でデータが上書きされる箇所があるので、その点は注意が必要と書かれています。当方は関係ありませんね。Cドライブではありませんから。
さて、完全復元ソフトの操作性ですが、説明書を見ると、いろいろなケースで書かれているので、気持ちがはやっていたり、あせっていると、何だかよく分からない感じです。
しかし、落ち着いてよく読むと、簡単でした。今回のような場合は、説明書の一部でOKでした。ようは、復元したいHDDを正常に動くPCに入れ、ソフトをインストールします。
ソフトを立ち上げて、復元したいHDDを指定します。次に吸い出したデータを保存する場所を指定します。そしてGO!
何だ簡単ですね!と言う感じで、作業は進んだのですが、とにかく時間がかかります。でも、当たり前ですね。コピーでも夜間のみですが、3日間かかったのですから。
作業を途中でやめられないので、パソコンを動きっぱなしにして、寝ました。
翌日、吸出し後のデータフォルダをのぞいてびっくりです。勿論、写真データはしっかり吸い出せているのですが、フォルダは無く、データ名称も変わってしまい、数万個のデータが1つのフォルダに入っていました。これをどうやって整理したらよいのでしょうか?
記憶にたよって振り分けるか・・・・。適当な量に分けるか・・・・。
あと、読めなかったデータ、データが欠けたものも少し見られました。しかし、まったく、諦めなければならない状態からすれば、ほぼ完璧な復元でしょう。素晴らしい!
悩んでいるうちに、冷蔵庫作戦が好調なのが分かったので、USB作戦は様子見にしました。
でも、大したソフトですね。物理的に壊れていなければ、かなりの確率で吸いだせるようです。悪用もできてしまいそうな、怖さもありますね。
ということで、一時は顔面蒼白になった、今回のHHDの悪夢シリーズですが、何とか完璧に元に戻せました。しかし、ここで喜んではいけませんね。今回の反省を踏まえて、データのバックアップ方法を確立しましょう。
では、次回完結編で、このシリーズをまとめます。
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